分かりやすいプロテインとアミノ酸(BCAA、EAA)の違いと使い方~簡潔編~
プロテインとBCAA、EAAの違い
よく耳にするBCAAとEAAって何が違うの?プロテインとの違いは?という声にお答えします!
違いはズバリ構成するものの大きさ
プロテイン=タンパク質(大)
BCAA、EAA=アミノ酸(小)
タンパク質=50個以上のアミノ酸が結合したもの
(50個以下をペプチドと言う)
大 タンパク質>ペプチド>アミノ酸 小
プロテイン | EAA | BCAA | |
構成成分 | タンパク質 | 必須アミノ酸(9or8種類) | 分岐鎖アミノ酸(3種類) |
吸収速度(分) | 60~120 | 30 | 30 |
摂取タイミング | トレーニング後30分以内 | トレーニング前、最中 | トレーニング前、最中 |
アミノ酸の種類
ヒトを構成するタンパク質は20種類のアミノ酸で作られています(必須アミノ酸9種+非必須アミノ酸11種)
必須アミノ酸(EAA)~体内で作り出せず、食事等で摂るしかない9種類のアミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン、ヒスチジン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン)
分岐鎖アミノ酸(BCAA)~必須アミノ酸の中でも骨格筋で代謝される(エネルギーとなる)3種類のアミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)
非必須アミノ酸~体内で作り出せる11種類のアミノ酸
筋肉を作るには必須アミノ酸全てが必要であることから以下のように考えられています。
EAA=筋肉の合成+分解抑制
BCAA=筋肉の分解抑制
BCAAはEAAに含まれていますが、EAAはBCAAに比べ比較的高価になるので目的に応じて使い分けましょう。
吸収速度と摂取タイミング
アミノ酸は消化する必要がない為、プロテインに比べBCAAやEAAの方が吸収速度が早いです。(グラフ参照)
運動中や運動直後など胃腸に血流が回らない場合、胃腸に負担をかけないのもアミノ酸になります。
その為、推奨される摂取タイミングは
プロテイン:トレーニング後30分以内
BCAA、EAA:トレーニング前30分〜トレーニング中